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電源・ライト

乾電池は何本備蓄すべき?機器ごとの計算と期限管理 

そなえカルテ編集部

2026/7/20

乾電池は「家族人数」ではなく、使う機器の本数×交換回数で数えます。ライトやラジオの電池規格を確認し、72時間から1週間の使用を想定して必要数を計算します。

政府広報オンライン「災害への備え」

機器一覧を作る

機器

電池規格

1回の本数

交換予定回数

必要本数

ランタン

単3

3

2

6

ラジオ

単3

2

2

4

懐中電灯

単4

3

1

3

ヘッドライト

単4

3

1

3

乾電池式のモバイル機器充電器

単3

4

1

4

連続使用時間は明るさ、音量、気温、電池種類で変わります。製品説明の時間を参考にしつつ、最低1回分の交換用を追加します。家族が使う機器を一度すべて書き出し、この表のように規格別・機器別に整理すると、買い足すべき本数が具体的になります。

計算の考え方

  1. 家にあるライト・ラジオなど電池で動く機器をすべて書き出す

  2. それぞれの電池規格(単1〜単4など)と、1回に必要な本数を確認する

  3. 想定する停電・避難生活の日数から、交換回数の目安を決める(1日数時間の使用なら2〜3日に1回交換など)

  4. 「1回の本数×交換予定回数」を機器ごとに計算し、規格別に合計する

すべての機器を同時にフル稼働させることは少ないため、実際の使用時間を家族で話し合って交換回数を調整すると、備蓄量が現実的になります。

規格を増やしすぎない

単1・単2・単3・単4をすべて持つと管理が複雑です。買い替え時は可能な範囲で規格を統一し、電池変換アダプターを使う場合は平常時に動作を確認してください。

使用推奨期限の見方

乾電池には「使用推奨期限」が本体またはパッケージに表示されています。電池工業会によると、表示形式は月-年の順で「06-2032」または「06-32」のように示され、いずれも2032年6月を意味します。

電池工業会「電池の規格について」

購入時にこの表示を確認し、備蓄する電池は期限が近いものから使うようにすると、ローリングストックと同じ考え方で無駄なく管理できます。半年に一度、在庫の期限を確認する習慣をつけましょう。

保管方法

  • 未使用電池は包装のまま、乾燥した涼しい場所へ置く

  • 金属製品と一緒にばらで入れない

  • 新旧・銘柄・種類の異なる電池を混ぜて使わない

  • 機器を長期保管するときは液漏れ防止のため取り外す

  • 使用推奨期限を半年ごとに確認する

充電池は繰り返し使えますが、停電時に再充電できるとは限りません。使い切り乾電池も予備にします。

誤使用による事故に注意する

NITEは、電池による事故は製品自体の不具合だけでなく、正しく使えば防げる誤使用や不注意による事故も起きていると注意を呼びかけています。極性(プラス・マイナス)を逆に入れる、使い切りの電池を充電式として扱う、異なる種類・新旧の電池を混ぜて使うといった扱いは、液漏れや発熱の原因になります。

NITE「電池による事故の防止について」

停電時は暗い中での作業になりがちです。電池ボックスの向きを確認しやすいよう、ライトや電池の保管場所には懐中電灯を近くに置いておくと安全に交換できます。

電池切れでも使える配置にする

ライトを1台へ集中させず、ランタンと懐中電灯を複数の場所に置きます。スマートフォン用のモバイルバッテリーとは用途を分けてください。停電対策全体は停電時に必要なものチェックリストも確認しましょう。

よくある質問

充電式電池(ニッケル水素電池など)だけで備蓄してもよいですか?

充電式電池は繰り返し使える利点がありますが、停電中に再充電できるとは限りません。基本は使い切りの乾電池を備え、充電式は日常使いや補助として位置づけると安心です。

電池はどこにどれくらいの量を保管すればよいですか?

湿気が少なく直射日光の当たらない場所に、機器ごとにまとめて保管すると停電時に探しやすくなります。量の目安は本記事の計算方法で機器ごとに算出し、規格別に合計してください。

液漏れした電池を見つけたらどうすればよいですか?

素手で触れず、手袋やティッシュ越しに取り除いてください。液が皮膚に付いた場合はすぐに水で洗い流し、機器に腐食がないか確認したうえで、必要に応じて買い替えを検討します。

まとめ

乾電池は機器ごとに規格、本数、稼働時間を確認し、必要な交換回数を掛けて計算します。規格を整理し、期限・液漏れ・端子のショートを防いで保管しましょう。