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水・食料

防災用品の使用期限を管理する方法|食品・電池・衛生用品

そなえカルテ編集部

2026/7/26

防災用品は、食品の賞味期限だけでなく、電池、凝固剤、薬、カイロなどにも期限や交換目安があります。品名・数量・期限・保管場所を一つの一覧で管理し、半年ごとに点検します。

消費者庁「災害用備蓄食品を活用しよう」

管理表に入れる項目

項目

記録例

品名

保存水2L、携帯トイレ

数量

12本、70回分

最短期限

2030年8月

保管場所

キッチン下段

入れ替え方法

日常使用、買い替え

同じ商品の期限が複数ある場合は、最も早い期限を記録します。品目が多い家庭ほど一覧が煩雑になりやすいため、防災用品の収納場所の一覧と同じ表に統合しておくと、保管場所と期限を同時に確認できます。

点検時期を固定する

防災の日、年度替わり、家族の誕生日など年2回の日を決めます。スマートフォンの予定へ登録し、次の項目を確認します。

  • 食品・水の期限と包装

  • 乾電池の使用推奨期限、液漏れ

  • モバイルバッテリーの残量・膨張

  • 携帯トイレ凝固剤の期限

  • 薬・衛生用品・カイロの期限

  • 衣類や乳幼児用品のサイズ

電池は「使用推奨期限」を見る

乾電池には賞味期限のような表示はありませんが、パッケージに「使用推奨期限」が記載されています。製品評価技術基盤機構(NITE)は、電池は使用推奨期限を過ぎると内部の部材が劣化し、液漏れなどの原因になるとして、期限を過ぎた電池は使用せず廃棄するよう呼びかけています。また、ニッケル水素電池用の充電器で使い切りのアルカリ乾電池を誤って充電すると、電池内にガスが発生して破裂や液漏れにつながる危険があるとも説明しています。防災用のライトやラジオに入れる電池は、使い切り用と充電式を混同しないよう、保管場所を分けておくと安全です。

製品評価技術基盤機構(NITE)「電池による事故」

モバイルバッテリーは膨張・破損に注意する

NITEには2020年から2024年の5年間で、モバイルバッテリーを含むリチウムイオン電池搭載製品の事故が1,860件通知されており、そのうち約85%(1,587件)が火災事故に発展しています。使用・充電中に異常な発熱を感じたときはすぐに使用を中止し、膨張、傷、変形、割れなどが見られる製品はただちに使うのをやめてください。防災用に保管しているモバイルバッテリーも、高温になる車内などに放置せず、半年ごとの点検で外観と充電の様子を確認します。容量や台数の選び方はモバイルバッテリーは何mAh必要?乾電池は何本備蓄すればいい?も参考にしてください。

製品評価技術基盤機構(NITE)「『夏バテ(夏のバッテリー)』にご用心」

期限前に日常へ回す

食品はローリングストック、乾電池や衛生用品は普段の生活で古いものから使います。「非常用だから触らない」という管理をやめると、動作確認にもなります。携帯トイレの凝固剤やカイロも、季節の変わり目に一部を試しに使ってみると、品質の劣化に気づきやすくなります。

期限のない物も劣化する

バッグ、雨具、ライト、金具、充電ケーブルは、使用期限表示がなくても紫外線、湿気、さび、樹脂劣化の影響を受けます。点灯、試着、取り付け状態まで確認します。ゴムやビニール製品は特に劣化が進みやすく、ひび割れや硬化が見られたら早めに買い替えます。

点検を仕組み化するコツ

  • 点検日をカレンダーアプリに繰り返し予定として登録する

  • 管理表はスマートフォンと紙の両方に置き、家族の誰でも更新できるようにする

  • 期限が近い物から順に並べ替え、買い替えリストを先に作ってから買い物に行く

  • 交換した古い電池やカイロは、その場で必ず処分し、期限切れ品を混在させない

よくある質問

電池はいつ買ったものか分からなくなりました。どうすればよいですか?

パッケージに印字された使用推奨期限を確認してください。期限が読み取れない、または期限を過ぎている場合は、液漏れのリスクがあるため使用せず廃棄し、新しい物に交換することをおすすめします。

モバイルバッテリーが少し膨らんでいる気がします。使ってもよいですか?

膨張は電池内部の異常のサインであり、そのまま使用や充電を続けると発火につながるおそれがあります。膨張、傷、変形が見られる製品はすぐに使用を中止し、自治体のルールに従って処分してください。

点検を忘れないためのコツはありますか?

防災の日(9月1日)や家族の誕生日など、毎年決まった日をきっかけにする方法が定着しやすいです。防災の日は関東大震災が発生した日にちなみ、昭和35年(1960年)に制定されました。防災用品の収納場所の一覧と点検日をセットで管理すると、抜け漏れを防げます。

東京消防庁「防災の日と二百十日」

まとめ

期限管理は一覧化、半年ごとの点検、期限前の日常使用の3段階で行います。電池やモバイルバッテリーは液漏れ・発火のリスクがあるため、使用推奨期限と外観の異常を必ず確認してください。保管場所も同じ表へ記録し、家族が更新できる形にしましょう。