水・食料
トイレ
二人暮らしの防災備蓄|水・食料・トイレの必要量
そなえカルテ編集部
2026/7/20
二人暮らしの基本量は、1人当たりの目安を2倍して計算します。3日分なら水18リットル、食事18食、携帯トイレ30回分です。可能なら7日分まで段階的に増やします。夫婦、同棲中のカップル、ルームシェアなど世帯の関係性にかかわらず、同居する人数を基準に計算する考え方は共通です。
人数別の数量
品目 | 3日分 | 7日分 |
|---|---|---|
飲料・調理用水 | 18L | 42L |
食事(1日3食) | 18食 | 42食 |
携帯トイレ(1日5回) | 30回 | 70回 |
水の容器は2リットルを中心に、持ち出し用の500ミリリットルも混ぜます。食事は主食だけでなく缶詰、野菜、調理不要品を組み合わせます。容器サイズの使い分けは保存水は2リットルと500ミリリットルのどちらがよい?も参考にしてください。
水・食料・トイレ以外にも必要なもの
二人暮らしの備蓄は、水・食料・トイレだけで完成しません。次の分野も忘れずに確認します。
電源・ライト:ランタン、懐中電灯、モバイルバッテリー(防災用ランタンは何個必要?)
衛生用品:マスク、手袋、ウェットティッシュ、口腔ケア用品
季節対策:カイロや冷却グッズなど、住んでいる地域の気候に合わせた用品
家の安全対策:家具の固定、避難経路の確保(家具転倒防止は何から始める?)
常備薬・眼鏡・コンタクトなど個人の医療関連品
全体像は防災グッズは何から揃える?家庭で優先したい6つの備えでも確認できます。
二人の違いを反映する
食事量とアレルギー
トイレ回数
常備薬と眼鏡
通勤・在宅の時間帯
持ち運べる重さ
「二人分の同じセット」ではなく、共用品と個人用品を分けて一覧にします。たとえば、片方が日中は職場にいて自宅にいないことが多い世帯では、在宅側が一人で初期対応できるよう、ブレーカーの位置やガスの元栓の閉め方を両方が知っておく必要があります。逆に二人とも在宅勤務が多い世帯では、日中の発災を想定した配置・避難経路の確認が優先度の高い対策になります。
役割を決める
災害時に一人が不在の可能性もあります。水道・ガスの確認、情報収集、避難先への連絡などを固定しすぎず、どちらもできるようにします。非常用トイレや消火器は二人とも一度使い方を確認します。
どちらか一方が不在でも安否確認ができる連絡方法(災害用伝言サービスなど)を決めておく
帰宅困難になった場合の集合場所や連絡手段を事前に共有する
分電盤、ガスの元栓、給水の止水栓の位置を二人とも把握する
役割を一人に固定すると、その人が不在・負傷した際に対応できなくなります。すべての基本操作を二人ともできる状態にしておくことが安全につながります。
分散保管する
水42リットルは重量も42キログラム以上になります。一か所へ積まず、家具転倒と浸水を避けて分散します。防災用品の収納場所を記録してください。
同居人数が少ない分、収納スペースの制約が大きいワンルームや1LDKでは、キッチン・玄関収納・寝室収納など複数箇所に少しずつ分けて置くと、家具の転倒などで一箇所が取り出せなくなった場合にも対応しやすくなります。
よくある質問
事実婚やルームシェアでも同じ考え方でよいですか?
はい。世帯の法的な関係にかかわらず、同居する人数を基準に「1人当たりの目安×人数」で計算する考え方は共通です。個人用品(常備薬や生理用品など)は同居人ごとに分けて用意してください。
ペットも一緒に暮らしている場合はどうすればよいですか?
人の備蓄とは別に、ペット用のフードや水、トイレ用品を用意します。詳しくは猫がいる家庭の防災グッズを参考にしてください。犬など他のペットも同様に、普段の食事量をもとに日数分を計算します。
まず何から揃えればよいですか?
家の安全対策とトイレ用品を最優先にし、次に水・食料の3日分をそろえます。防災グッズを一度に買わずに揃える方法のように、週ごとに分けて準備すると負担を抑えられます。
まとめ
二人暮らしは3日分の水18L、18食、トイレ30回を最初の目標にします。個人差と不在時を考え、二人とも備蓄場所と使い方を把握しましょう。水・食料・トイレ以外の分野も並行して確認し、1週間分へ段階的に増やしてください。