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水・食料

防災用品は最低3日分と1週間分のどちらを備えるべき?

そなえカルテ編集部

2026/7/26

家庭備蓄は、まず3日分を確実にそろえ、可能なら1週間分へ増やすのが現実的です。大規模災害では物流やライフラインの復旧に時間がかかるため、農林水産省などは最低3日、できれば1週間分の食品備蓄を案内しています。

農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」

3日分を最初の目標にする理由

  • 今日から必要量を計算しやすい

  • 収納と予算の負担を抑えられる

  • 水・食料・トイレを一通りそろえられる

  • 「何もない状態」を早く解消できる

1週間分の食品だけを先に買い、トイレやライトがない状態にするより、全分野の3日分を先に整えます。発災直後は救助・救急活動が優先され、支援物資や給水車が家庭まで届くには時間がかかることも珍しくありません。まず自力で数日をしのげる状態を作ってから、量を積み増していく方が現実的です。

なぜ「3日」と「1週間」なのか

農林水産省のガイドでは、大規模災害時に支援物資が3日以上到着しないことや、物流機能の停止によって1週間程度は食品が手に入りにくくなることが想定されるとされています。3日分は「最低限、命をつなぐための量」、1週間分は「物流が回復するまで自力で生活を続けるための量」という位置づけで理解すると、量を増やす目的がはっきりします。

農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」

1週間分が必要になる場面

  • 広域災害で物流が止まる

  • 道路損傷で支援が届きにくい

  • マンション高層階で物資の運搬が難しい

  • 乳幼児食、治療食など代替が難しい

  • 在宅避難を長く続ける

水は1人7日で21リットル、携帯トイレは1人7日で35回分が目安です。家族人数が増えると体積も大きくなるため、分散収納とローリングストックを使います。

地域によっては1週間以上を検討する

農林水産省のガイドは、自治体のハザードマップを確認し、地域の状況に応じて2週間分など、より多めの備蓄を検討することも大切だとしています。沿岸部や土砂災害の警戒区域など、復旧に時間がかかりやすい地域に住んでいる場合は、7日分をそろえたあとにさらに上積みできないか検討してください。

農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」

3日分と1週間分の数量比較

品目

1人1日の目安

3日分(1人)

7日分(1人)

飲料・調理用水

3L

9L

21L

食事

3食

9食

21食

携帯トイレ

5回

15回

35回

人数分は「1人あたりの量×人数」で計算します。世帯別の具体的な数量は一人暮らしの防災グッズ二人暮らしの防災備蓄4人家族の防災備蓄でも確認できます。

増やす順番

  1. 6分野を3日分そろえる

  2. 家族固有品を1週間分確保する

  3. 水・トイレを7日へ増やす

  4. 食品を日常利用で7日へ増やす

  5. 電池・衛生用品・季節用品を追加する

数量は4人家族の1週間備蓄など世帯別記事でも確認できます。分野ごとの優先順位は家庭で優先したい6つの備えを参照してください。

1週間分をそろえたあとにやること

数量をそろえて終わりではありません。以下を平常時のルーティンにしておくと、いざというときに備蓄が実際に使える状態を保てます。

よくある質問

すでに1週間分あれば3日分の備えは不要ですか?

不要ではありません。1週間分は3日分の延長として考え、置き場所や持ち出しやすさは3日分から優先して整理してください。7日分の中でも最初の3日分をすぐ取り出せる場所に置くと、避難や停電が短時間で収まった場合にも対応しやすくなります。

置く場所がなく1週間分は難しい場合はどうすればよいですか?

無理に一度で7日分を目指す必要はありません。まず3日分を確実にそろえ、日常で消費しながら少しずつ7日分へ増やすローリングストックであれば、収納の負担を抑えられます。

3日分と1週間分で優先する品目は違いますか?

大きくは変わりませんが、1週間分に増やす段階では、乳幼児食や治療食など代替の効かない家族固有品、電池や燃料など消耗が続く品目を優先すると、量が多い割に不足しやすい分野を早めに埋められます。

まとめ

3日か1週間かの二者択一ではありません。まず全分野の3日分を完成させ、代替しにくい用品と水・トイレから1週間分へ増やしましょう。地域のハザードによっては、さらに多めの備蓄も検討してください。