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水・食料

1週間分の非常食を無理なく備える方法

そなえカルテ編集部

2026/7/26

1週間分の非常食は、1人なら21食です。一度に21個の専用食を買うより、普段の食品を多めに持つローリングストックと長期保存品を組み合わせる方が続けやすくなります。3日分の具体例は3日分の非常食には何が必要?、人数別の総数は非常食は何日分必要?人数別の備蓄量を解説を先に確認してください。

3層に分けて用意する

発災当日:調理不要

パン、缶詰、栄養補助食品など、水や熱源なしで食べられる3食を確保します。ガスの安全確認や停電の復旧作業に追われる初日は、調理そのものが難しいことを前提にします。品目の選び方は調理不要で食べられる非常食の選び方を参照してください。

2~3日目:短時間調理

パックご飯、レトルト食品、即席スープなど、少量の燃料で準備できる食品を使います。この段階からカセットコンロを使う機会が増えるため、ボンベの残量も並行して確認します。

カセットコンロとガスボンベは何本備蓄すべき?

4~7日目:普段の常温食品

米、乾麺、缶詰、乾物、レトルトを組み合わせます。冷蔵庫が止まった場合は、安全を確認しながら傷みやすい食品から先に使います。この時期は支援物資が届き始める可能性もありますが、地域や道路状況によって差があるため、備蓄だけで7日間過ごせる想定で組み立てておくと安心です。

栄養バランスも1週間単位で見る

主食に偏ると、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足しやすくなります。厚生労働省が避難所の食事提供の目安として示した1人1日あたりエネルギー2,000キロカロリー、たんぱく質55グラムを目安にすると、1週間ではおよそ14,000キロカロリー、たんぱく質385グラム前後が目安になります。

厚生労働省「避難所における食事提供の計画・評価のために当面の目標とする栄養の参照量について」

1食ずつ完璧を目指す必要はありませんが、1週間を通して主食・主菜・副菜がまんべんなく入っているかを、買い物のたびに見直してください。栄養面の詳しい考え方は災害時に不足しやすい栄養は?非常食を選ぶときのポイントを参照してください。

1週間分を増やす手順

  1. まず3日分を完成させる

  2. 普段よく使う常温食品を1つ余分に買う

  3. 古い物を食べたら同じ数量を補充する

  4. 主食だけでなく主菜・副菜の不足を確認する

  5. 月1回、期限と数量を点検する

農林水産省は、最低3日分から1週間分の食品備蓄と、日常の食品を回して使う方法を案内しています。

農林水産省「食品の家庭備蓄のすすめ」

3日分と1週間分のどちらを優先すべきか迷う場合は、防災用品は最低3日分と1週間分のどちらを備えるべき?も参考にしてください。

保管場所を分ける

21食を1箱に詰め込まず、台所、食品庫、玄関収納などに分散します。重い水や缶詰は低い位置へ置き、避難経路を狭くしないようにします。保管場所の具体例は防災用品の収納場所を参照してください。

家族が多い場合は「何を何個」より、朝・昼・夕の7日分を献立表にすると不足が見えます。カセットコンロを使う献立が多ければ、ボンベも追加してください。

ありがちな失敗

  • 3日分をそろえた勢いで一気に21食分を買い、消費しきれず期限切れになる

  • 主食を21食分そろえただけで満足し、主菜・副菜が数食分しかない

  • 1週間分をひとつの棚にまとめ、停電時に暗い中で探しづらくなる

  • カセットコンロの使用頻度が増える想定なのに、ボンベの本数を3日分のまま変えていない

よくある質問

1週間分は必ず専用の非常食で用意すべきですか?

必須ではありません。農林水産省もローリングストックのように、普段の食品を多めに持ち古い物から使う方法を家庭備蓄の基本として案内しています。専用の非常食は発災直後の1〜2日分に絞り、残りは日常食品で組み立てる方が、期限管理の負担を抑えられます。詳しくはローリングストックとは?始め方と向いている食品を参照してください。

期限が近づいた食品はどう扱えばよいですか?

期限が半年以内になった食品から普段の献立に取り入れ、食べた分だけ買い足します。管理の具体的な手順は非常食の賞味期限が切れたらどうする?を参照してください。

1週間分を置く場所がありません。どうすればよいですか?

一度に7日分をそろえようとせず、まず3日分を確保してから、置ける範囲で少しずつ増やす方法が現実的です。収納スペースが限られる住まいの工夫は防災グッズを一度に買わずに揃える優先順位を参考にしてください。

まとめ

1週間分は、専用品だけでなく日常食品を含めて21食にします。調理不要、短時間調理、普段の食品の3層に分けると、災害直後から物流回復まで対応しやすくなります。栄養バランスと保管場所も忘れずに見直しましょう。