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水・食料

非常食は何日分必要?人数別の備蓄量を解説

そなえカルテ編集部

2026/7/26

非常食は、最低3日分、可能なら1週間分を人数分用意するのが基本です。農林水産省は、支援物資が3日以上届かない場合や、物流停止で1週間ほど食品を買えない状況を想定し、この範囲を家庭備蓄の目安としています。

農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド」

なぜ3日と1週間なのか迷う場合は、防災用品は最低3日分と1週間分のどちらを備えるべき?もあわせて確認してください。

人数別の食数

1人1日3食として計算すると、必要数は次のようになります。

世帯人数

3日分

7日分

1人

9食

21食

2人

18食

42食

3人

27食

63食

4人

36食

84食

「1食」は同じ量ではありません。小さな子ども、高齢者、活動量の多い人では必要量が変わるため、普段の食事量を基準に調整してください。

食数だけでなく内容も分ける

主食だけを21個そろえるのではなく、次のように組み合わせます。

  • 主食:パックご飯、アルファ化米、パン、麺

  • 主菜:魚・肉・豆の缶詰、レトルトのおかず

  • 副菜:野菜ジュース、乾物、常温保存できる野菜料理

  • 補助食品:菓子、栄養補助食品、飲み慣れた飲料

  • 個別対応:乳幼児食、介護食、アレルギー対応食

発災当日は水や熱源を使えない可能性があるため、少なくとも1日分は開封してそのまま食べられる食品にします。品目の詳しい選び方は防災用の食料は何を備える?家庭向け非常食リスト、調理不要品の選び方は調理不要で食べられる非常食の選び方を参照してください。

食数をカロリーでも確認する

「1日3食」は目安ですが、実際に必要なエネルギー量は年齢・性別・活動量で変わります。農林水産省の食育情報では、活動量の少ない成人で、女性がおおむね1400〜2000キロカロリー、男性が2200±200キロカロリーを1日の目安としています。

農林水産省「一日に必要なエネルギー量と摂取の目安」

また厚生労働省は、避難所での食事提供にあたる当面の目標として、1歳以上・1人1日あたりエネルギー2,000キロカロリー、たんぱく質55gという参照量を示しています。

厚生労働省「避難所における食事提供の計画・評価のために当面の目標とする栄養の参照量について」

「9食そろえたから3日分は完璧」ではなく、パッケージのカロリー表示を見ながら、家族の年齢や活動量に合わせて数量を上下させると実用的な備蓄になります。栄養バランスの詳しい考え方は災害時に不足しやすい栄養は?非常食を選ぶときのポイントを参照してください。

水と熱源も一緒に数える

乾燥米やカップ麺だけでは、水と加熱手段がなければ食べられません。飲料・調理用の水は1人1日3リットルを目安にし、カセットコンロを使う場合はボンベも計算します。容器サイズの使い分けは保存水は2リットルと500ミリリットルのどちらがよい?、ボンベの本数はカセットコンロとガスボンベは何本備蓄すべき?を参照してください。

まず3日分をそろえ、普段の食品を多めに買って古いものから使うローリングストックで1週間分へ増やすと、期限切れと保管負担を抑えられます。

ありがちな失敗

  • 世帯人数だけで食数を計算し、子どもと大人で同じ量を割り当てている

  • 主食の食数だけを揃え、主菜・副菜・水・熱源を別枠で数えていない

  • 3日分をそろえた時点で満足し、1週間分への拡張を後回しにし続ける

  • 家族構成が変わった(子どもが生まれた、同居家族が増えたなど)のに食数を更新していない

よくある質問

子どもや高齢者がいる場合、食数は大人と同じでよいですか?

食数の考え方(1日3食)は同じですが、1食あたりの量やエネルギー量は年齢によって異なります。乳幼児がいる家庭は乳幼児がいる家庭で必要な防災グッズ、高齢者がいる家庭は高齢者がいる家庭で追加したい防災用品を参考に、個別の食品を別枠で用意してください。

4人以上の大家族の場合、どう計算すればよいですか?

考え方は同じで、1人当たりの食数(3日分なら9食)に人数をかけて計算します。4人家族の具体的な備蓄量は4人家族の防災備蓄はどれくらい必要?を参照してください。

3日分と7日分、途中の5日分のような備え方でもよいですか?

問題ありません。3日分を最低ラインとして確保したうえで、収納スペースや予算に応じて段階的に増やす方法が現実的です。無理なく増やす手順は1週間分の非常食を無理なく備える方法を参照してください。

まとめ

非常食は「1人3日で9食、1週間で21食」が出発点です。食数だけでなく、調理不要品、主菜・副菜、家族固有の食品、水、熱源まで含めて確認しましょう。カロリーの目安も踏まえ、家族の年齢や活動量に合わせて数量を調整してください。